エアコンのドライ運転。冷房より電気代がかかるって本当?
エアコンのドライ機能には2種類があります。
弱冷房除湿と再熱除湿の二種類です。
前者は、湿度が高い部屋を詰め痛い空気を出して水滴を集め、湿度を下げる方式です。
後者は、湿度を下げた後に空気を温めて送り出すものとなります。
よく、ドライ運転は冷房よりも電気代がかかるといわれますが、正確に言えば間違っています。
二種類のドライ運転がありますが、弱冷房除湿の方は電気代が通常の冷房と比べて安くなります。
逆に、再熱除湿は再び温める必要があるので、電気代は冷房よりも高くなります。
つまり、弱冷房除湿、冷房、再熱除湿の順番でエアコンの電気代が安いということです。
このような機能が分かれているのは、使うべきシーンが異なるからにほかなりません。
ジメジメしていて暑さもあるという場合は弱冷房除湿がちょうど良いですし、除湿量は多くなくても良いので冷やしたい場合は冷房が良いです。
そして、湿度は下げたいけれども温度はあまり下げたくない場合は再熱除湿がピッタリでしょう。
機種によってはドライ運転の機能が細かく分かれていない場合があります。
単にドライとしか書かれていない場合は、主に前者の機能を表しています。
機種や目的に応じてエアコンを使い分けましょう。