創作活動とオンライン。子どもも大人もつながるレシピ。「絵を描くと気持ちが楽になる、みんなに会えてうれしい」

創作活動とオンライン。子どもも大人もつながるレシピ。「絵を描くと気持ちが楽になる、みんなに会えてうれしい」

「子どもがゲームやインターネットばかりしている」「きょうだいや親子間のケンカが増え、家族関係がいまいち」「不安やストレスから、体調を崩しがちになった」

家族や子どもについて、このような心配はありませんか?

新型コロナウイルス感染症の影響で、私たちの生活は大きく変化しました。子どもたちも同じように、かつてない変化への対応を求められています。6月1日から学校が再開しても、分散登校や短時間授業などで、今までとは違う生活を送っています。

  • 常にマスクを着用するため、表情が見えない
  • おしゃべりは最低限、登下校もひとりで
  • 給食も机を合わせず、黙々と食べる
  • 閉鎖されている公園もあり、外でも遊びにくい
  • 習いごとや塾が休みになる など

ひとり自宅でできることは限られ、ストレスがたまってしまいます。とくに友だちに会えない孤独感は、大きなものです。そんなときは自宅にいながら、オンラインで誰かと交流してみませんか?

現在、芸術文化の場に参加できない人びとが、オンラインによる新しい形の創作活動を試みています。またアトリエ活動のヒントとなるように、実際に行われた活動のレシピが公開されています。工作やイラストなどは、集中して取り組めて、よい刺激になるでしょう。

家での遊びに飽きてしまった、友だちやほかの人と交流したい子どもたちや、大人も楽しめるアトリエレシピを紹介します。

自粛を要請された表現の場。創作時間は増えても……

密閉空間・人の密集場所・密接場面での発声。新型コロナウイルスの感染対策には、これら「3つの密」を避けることが求められました。その中で問題視され、自粛を要請されたのが、芸術・文化活動でした

  • 芸術・文化活動への影響
    • 美術館の休止
    • イベント(芸術祭・企画展など)の中止
    • コンサートや舞台の休演・公演中止
    • 運営環境の変化(規模の縮小・検温や消毒の徹底・完全予約制など)

発表の場がなくなることで、創作活動をする人の生活も、大きく変化しています。芸術祭などの大きなイベントが中止となっている中、数年単位で準備していたものが発表できず、意欲の低下・活動を続けることへの不安が生じているのです

地域のアトリエやスタジオなども、教室の準備や開催ができない、場所を解放できない状況が続いていました。その結果、アトリエにも創作活動をする人にも、さまざまな面で影響が出ています

  • アトリエ・利用者への影響(エイブル・アート・ジャパンのアンケートを参考)
    • アトリエの収入減
    • 外出自粛により、画材などの調達が難しい
    • アトリエ利用者の不安、創作意欲の低下
    • 作品を発表・鑑賞する機会がない
    • 人との交流が減った など

自宅にいる時間が長くなったことで、創作にかけられる時間は増えた。しかし気持ちの面で不安は大きく、誰かと意見を交換したり、交流したりするのも難しい。こうして意欲が低下している人は多いのです。

そんな自宅で作品づくりに励む人々は、現在オンラインで発表や交流の場をつくっています

表現も交流もあきらめない、オンラインアトリエ

エイブル・アート・ジャパンでは、利用者・障害者施設などをオンラインで結び、さまざまな表現や交流をしているアトリエの様子を、レシピとして公開しています。

  • 活動(レシピ)の例
参加者の声
「コロナのことを考えると不安だけれど、絵を描いていると気持ちが楽になる」
「普段は集中できないことが多いけれど、画面を見ながらだと集中できた」
「久しぶりにみんなの顔が見られてうれしい。創作意欲があがった」
写真提供:NPO法人地域支援センターポレポレ
エイブル・アート・ジャパン 活動の様子

場所や時間を問わず誰かとつながれる、表現や発表をあきらめなくてよい環境は、多くの人の希望となっているようです。リラックスできる自宅での作業は、環境の変化でパニックを起こしてしまう人でも安心して取り組めます。

エイブル・アート・ジャパンが実施したアンケートによると、社会的な充実感に関して、過半数以上の団体が「人とのつながり」の減少を訴えていたことがわかります。コロナ禍では感染への不安とともに、孤独感が多くの人々を苦しめました。

オンラインで芸術鑑賞をする方法は増えましたが、バーチャル美術館や舞台・コンサートの配信など、ひとりで楽しむものが多い印象でした。現在では創作活動を通じてタイムリーに交流し、年代や場所を問わず、誰かと作品に対する意見を共有することで、多くの人の希望となっています

このようなレシピを活用して、作品づくりに集中する、最近会えていない友だちと交流できる時間をつくってみませんか?

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